タンゴのリバース・ターンで大腰筋を使う

 タンゴのリバース・ターンで先生から注文があった。これが出来るようになれば今までとは段違いに美しく踊れることは間違いない。ただし例によってそんなに簡単ではない。

 最初に先生からの指示は掌で反対側の足を抑えるような感じでその反作用で上体を持ち上げる。例えばカウント1のQで左足を出しながらリバース回転を始めるが、この時右掌で左足をプレスしているイメージ。その反作用で頭は右上方に伸びる。
カウント3のSでは左掌で右足を抑えるイメージ。頭は左上方に伸びる。
このようにして体の使い方をつかむのは比較的容易に出来る。

 次の段階で教室の骨格標本を使いながら紙に絵を描いて説明が始まった。
肋骨の右前下端はどこに向かってプレスするのかという質問には骨盤の左端と答えた。これは間違いではなかったものの、正解でもなかった。その場で動作をするとイメージの違いを指摘された。自分の場合、身体の外周を遠回りしているように見えたようで、そうではなく骨盤の左後側に向かい身体の中心を通過して直線的にプレスするイメージを持つように言われた。
 ズボンの右足臀部後ろを後方に引っ張られる感じとも言われ、ステップしてる最中にズボンの後ろを先生から引っ張られた。
図面では分かりにくいが大腰筋は背骨から下がって巻くように後側から大腿部の骨につながっているのが理解できるだろうか。








そしていよいよレッスンの佳境に入ってきた。

 先生は自分のスマホに入っている人体の骨格・筋肉アプリ(正式名称は知らない)を立ち上げて見せてくれた。このアプリ、なかなかの優れもので人体が回転したり反転したり自由自在の角度から骨格と筋肉が色分けされて見ることが出来る。筋肉は一番外側の筋肉やその内側に隠れている筋肉と次々に内側の筋肉がわかるようになっている。人体の骨のどれとどれをつないでいるのかもこれでよくわかる。
 このアプリである一つの筋肉をタップして選択し、「この筋肉を使えるようになってほしい」と先生から言われた。この筋肉とは大腰筋で、背骨と大腿部の骨(名称を忘れた)の股関節を接続しているらしい。左右一対あるという。大腿部の股関節部分には体の前方から下を通って、巻くように後側にまわってつながっている。

 この大腰筋を使ってカウント3のSで後退すると見違えるように美しくなるらしい。先生の見本ではよく理解できるのだが、自分ではまだそこまで習得できていない。

 この大腰筋の使い方は多種目や他のステップでも同様ということなので、習得できれば応用の範囲はかなり広がると思われる。


大腰筋・腸腰筋のトレーニングとチェック法






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