Andrea & Sara のダンスはドリフト走行?

先生がAndrea & Saraのレッスンを受けていて、彼等の踊りが目標であるらしいことは既に述べた。そしてその踊りがダンス界の新潮流と言われること、旧来の踊りを守ろうとする勢力はその新しい動きに批判的であることなども少しだけ知っている。

薄々知っていたこの事実が今日のレッスンではクローズアップされた。

その前にダメだしされた点に触れておく。スリー・ファーラウェイでスウェイをかけながらボディが回転する。この時、スウェイの大きさと回転量は比例しなければならないのに、そうなっていないと注意された。これでは相手はスウェイが大きいので回転量も大きいと待ち構えていたら、肩透かしをくらわせられたと感じてしまうのだそうだ。それに最後のハイホバーに至る途中でスウェイをスクェアに戻すタイミングで遅いと指摘された。

もう一つのダメだしはスローアウェイからPPに入る動き。これはかなり早い段階のレッスンで飴玉を掌に載せて右手を大きく円を描きながら体の後にまわし、左手に飴玉を乗せ替えるという練習法を教わった。頭も当然大きく円を描きながらPPに入っていく。
しかし今回言われたことは女性を高い位置に引き上げる意識の方が重要であるということ。ボディを大きく旋回させると女性にはかなり無理がかかるので、やるならほんの一瞬で旋回し、むしろ女性のボディを引き上げる方に重点を置くようにとのこと。







このように今までは見逃していたと思われる点にも容赦なくダメだしが出された。

そして冒頭の新潮流とのかかわりの話に戻る。既に紹介したAndrea & Saraの動画を見ればハッキリとわかるように、歴代の世界チャンピオンのダンスと比べるとボディの動きがダイナミックでスウェイの切り替えやターンは段違いに大きく速く柔らかくなっている。
これを先生の表現を借りると「ドリフト走行」と呼ぶ。通常の走行とは全く違う。日本ではトップ選手でもドリフト走行が出来るプロはまだ一部であるとのこと。
またAndrea & Saraでもドリフト走行する場合には事前の打ち合わせがあるらしい。将来プロの先生と踊ってもらう場合などにいきなりドリフト走行してもプロでもフォローは出来ないらしい。

練習していて自分でもこのような踊りについてこれる素人女性なんていないだろうとは漠然と考えていた。まさにその予感が図星であったわけだ。だから普通走行とドリフト走行を場合により使い分けることが是非とも必要とのこと。初めての相手とは普通走行で始め、徐々にドリフト走行にしていくのが良いという。

それに加えて先生から言われたのは「今の踊りでは女性は背骨や腰を痛めてしまう」・・・と。
未熟で動きが大きく激しいのでは打ち合わせがあったとしてもプロでもついてこれないようだ。もっと洗練された動きを習得せねばならないと感じた次第である。




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