下半身の動き、ボディの使い方、ホールドなど全てにおいて合格でも首の使い方次第でその踊りは台無しになってしまう。先生はお手本でやってみせてくれた。それが先生から見た自分の踊りだから情けなくなってしまう。
一応今まで首の引き上げと肩の引き下げなどの基本は空気枕を使ったりして練習してきた積り。ところがステップの連続の中で折れたりボディの引き上げと連携しての首の引き上げという本質が失われ単に上を向いたりあごを上げたりという情無い状態になりやすい。
先生が外人コーチャーによく注意されるのは「歯医者の椅子に座るな」という言葉らしい。その心は詳しい説明を受けた訳じゃないが、ボディの引き上げなくだらりと背中と頭を倒している様子は一見頭を上げあごを突き出している。しかしボディからの押し上げが無く、単にあごを突き出していると見える。ソファに座って腰の後ろにクッションを置き、そのクッションをボディで押すような感じで引き上げながら肩甲骨の上に頭を乗せるイメージということらしい。
頭は左向きが多いが右向きの場合もある。しかし中間の正面というのはなく、向きを変える場合の一時的な状態で正面を向くことがあるだけ。
フェザーステップの具体例では、左肩とホールドの左腕が先行して左肩甲骨を上方に挙げる意識でその延長上に頭を置く。頭が右や左、後方に傾斜しないように強い注意が必要。文字で説明するのは非常に難しいが、これがあるのと無いのでは見た目の力強い美しさが全然違う。
悪い例として誇張してやって見せてくれた先生の踊りが目に焼きついて、何とか練習場で克服するための手がかりを掴みたいという気持ちになった。一回や二回で克服できるとは思わないが。
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