講習会を見切って個人レッスンを志向したきっかけはラテンであった。何も知らなかった当時、スタンダードA級と書いてなかったので講習会の先生は全部A級と思い込んでいた。既にYouTubeやDVDで世界チャンピオンの踊りを見ていたし、クカラチャを何とか練習して自分のものにしたいと望んだ。
ところがA級のはずの先生の動作にクカラチャの「ク」も見受けられない。また受講者は本物のラテンよりもむしろ足型だけ覚えてクネクネした妙な踊りで大満足な風情である。
ということで始まった教室探し・先生探しであったので最初はラテンの先生中心に捜し求めた。幸運なことにたどり着いたのが希望にぴったりの有名選手。だから当然のこととしてクカラチャから教わることとなった。
両足を肩幅に広げ鏡を見ながら先生の真似をして必死に腰を動かす。今だからわかるのだが、全ての基本にその人のレベルに応じたものがある。この頃は8の字に動かせば良いと思い込んでいた。体重移動と軸足の踏み込みの組み合わせがクカラチャと思うが、体重移動は直線であり8よりもXのイメージが正しい。
踏み替えやルンバウォークと併せて、これの繰り返しのみのレッスンが数ヶ月続いた。最初は腰から下の動きだけ、そのうち上体の動きと連動させての動き。ウォークではバランスがとれずフラフラするし、体全体ストレッチしながらの動きなのですぐに汗が吹き出てしまい肩で息をする始末。
この頃は週に2時間の自主練習しかなかったので今から比べると練習不足で上達も遅かったように思う。来る日も来る日も同じことの繰り返しが続き、さすがに何時になればルーチンの練習に入れるんだろうと不安な毎日が続いた。
踏み替えも左右のサイドステップや前後のチェックを入れた発展形が暫く続いた。これもつい最近取り組んでいるエクササイズの中では肩甲骨の動きを入れたダイナミックなものにレベルアップしている。この最初の頃は実にシンプルな動きでさえ四苦八苦していた。
練習場でも他の人達がやってるのを見たことがないクラブウォークも人気のスライディングドアーズもこのすぐ後から始めたのでもうかれこれ2年以上取り組んでいることになる。
クラブウォークは鏡の前で鏡と平行に左右に移動するステップで単純だが難しい。今まで必死に食らい付いてどうにか出来そうになると&カウントを取り入れたり、それまでは見逃していた部分の修正を求められたりして徐々にバージョンアップしながら今日まで来た。
クラブウォークは誰もしていないがスライディングドアーズは誰でも取り入れてるほど人気のステップなので比較が簡単である。1年以上前から練習場のどの競技選手にも引けをとらないレベルと自負している。
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